戦極主催のワールドビクトリーロード(WVR)は26日、國保尊弘前取締役を25日付で解任したことを発表した。國保氏は、戦極を主戦場とする吉田秀彦(40)所属の吉田道場を運営するJ-ROCKの社長。WVRの稲村角雄取締役は「解任に該当することがあったと認められたもの。それがどういうことかは、今は言う段階ではない」と話すにとどめた。

 08年3月の戦極旗揚げから、運営の陣頭指揮を執ってきた國保氏は「10日の役員会で口頭で辞意を伝え、17日には辞表を提出済み。今さら何を言っているのかわからない」と話した。また、「吉田道場の選手は全選手が(戦極との)契約を終了して、今はフリーな状態」と説明。吉田は大みそか「Dynamite!!」での石井慧戦の契約が残るが、WVRが予定している来年の戦極出場は微妙な状況となった。