WBA世界スーパーバンタム級王座の初防衛戦(米アトランティックシティー)で惜敗した下田昭文(26=帝拳)が来年の世界再挑戦に意欲を示した。12日、ニューヨーク経由で米国から帰国。「自分で決められるわけではないけど」と前置きした上で「来年中に世界戦がやれるならやりたい。試合ビデオを見れば悔しいと思うけど、それが力になる。実力が上がっていることは分かっているので」と、世界再挑戦への強い気持ちを言葉に込めた。

 既に帝拳ジム本田明彦会長(63)から再起戦が11月ごろに設定される見通しを伝えられているという。「今は体が筋肉痛なだけ。早くできるなら早く動き始めたい。心は折れていませんから」と、はい上がる思いを口にした。