WBC世界スーパーバンタム級王者の西岡利晃(35=帝拳)が、異例の「早期現地入り」でV7戦へ万全の準備を整える。10月1日(日本時間2日)の米ラスベガスでの、元世界2階級制覇王者ラファエル・マルケス(36=メキシコ)とのスーパーファイトに備え、今月21日に現地入りすることが6日までに決まった。海外の世界戦で10日以上前からの現地調整は異例のこと。時差調整に加えて、聖地の独特の雰囲気の中での最終調整で闘志も高める。「日本で体重を1度落とし、調整だけ(の状態)で入りたい」と西岡。この日は都内の所属ジムで最長10回のスパーリングを消化。パートナーをダウンさせ「相手が強いからこそ、練習にも気持ちが入る」と充実した表情を浮かべていた。