WBA世界ミニマム級王者の八重樫東(29=大橋)が、日韓ボクシング界の再興を胸に王座統一に挑む。WBC同級王者・井岡一翔(23=井岡)と対戦する日本初の団体統一戦(6月20日、大阪)に、元WBC世界ライトフライ級王者・張正九(49)、元WBA同級王者・柳明佑(48)、同国初の2階級制覇王者・洪秀煥(62)の3氏が来場することが14日、決まった。

 来場するのは、韓国の国民的スター。親交のある所属ジムの大橋秀行会長(47)が「時を超えて、今回が両国ボクシング界の発展につながれば。日韓戦で盛り上げたい」と招待の連絡を入れ、快諾を得た。大橋会長は張氏と、井岡ジムの井岡弘樹会長(43)は柳氏とそれぞれ2度、王座をかけ激戦を繰り広げたライバルだった。

 この日、横浜市内のジムで、井岡戦決定後初めて、4回のスパーリングを行った八重樫は「すごいこと。名チャンピオンの方々に見ていただけるので、いい試合をしたい。勝つのは僕ですけれど」と燃えた。80年代~90年代に張氏は通算15度、柳氏は18度の王座を防衛したが統一戦は実現しなかっただけに、両氏と両陣営の縁を感じながら、リングに立つ。【山下健二郎】