国内の現役最年長ボクサー西沢ヨシノリ(47)が5日、現役引退を表明した。都内の前所属先ヨネクラジムで会見し「日本、東洋太平洋王座を含めて9本のベルトを取りました。やりきった気持ちになりました」と話した。85年にプロデビューし、97年に日本ミドル級王座を獲得。その後、東洋太平洋スーパーミドル級王座、同ライトヘビー級王座と2階級を制覇した。04年にはWBA世界スーパーミドル級王座、WBC世界同級王座にも挑戦。41歳だった07年2月に日本ボクシングコミッションから引退勧告を受けたが、海外で現役を続行。11年には45歳で日本未公認の3本の世界ベルトを奪取していた。今後は後進の指導にあたり、将来的には都内にジムを設立する希望も明かした。