ボクシングのWBC世界バンタム級王者・山中慎介(31)が下半身強化で7度目の防衛戦に備える。29日、同スーパーフェザー級王者・三浦隆司(30)、元2階級制覇王者・粟生隆寛(30=いずれも帝拳)とともに千葉・成田市内のゴルフ場で行っている走り込み合宿を公開。27日からの1週間のキャンプで、早朝は約10キロの持久力走、夕方からは瞬発系のサーキットメニューと、2部練習で体を追い込んでいる。

 本田明彦会長は、山中の次戦について「10月中旬に都内で行う」と明かし、相手は交渉中と説明した。4月以来のV7戦となる山中は「自分のボクシングは下半身が大切。スパーリングに入るための足腰作りの段階で、試合に向けて計算してやっている。どんな相手が来てもいいような準備をしておく」と、過酷なメニューに気合を入れていた。