ボクシングの前WBC世界フライ級王者・八重樫東(31=大橋)が年内にも3階級制覇に挑む。24日に横浜市内の大橋ジムで練習を再開。ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)に敗れた5日の防衛戦を「一生懸命さは伝わったかな」と振り返りつつ、「ライトフライ級で3位にランクインしたので、次の目標は3階級制覇」と目標を掲げた。ミニマム級で世界王者になり、ライトフライ級を飛び越えて、フライ級で2階級制覇。階級を上げて下げるだけに八重樫は「例がない。かなり厳しい作業」と調整が鍵となりそうだ。大橋会長は「次戦は年内にはしたい」と明かした。

 八重樫とのダブル世界戦で初防衛に成功したWBC世界ライトフライ級王者・井上尚弥(21)も練習を再開し、タイトルの返上を表明。「スーパーフライ、フライのどっちに転んでもいいように練習します」と話した。