<プロボクシング:WBC中米連盟バンタム級王座決定戦12回戦>◇16日(日本時間17日)◇メキシコ・トレオン市

 亀田3兄弟の3男和毅(18=亀田)がプロ12戦目で初タイトルを獲得した。WBCの下部団体、中米連盟バンタム級王座決定戦12回戦で、ロドルフォ・ガライ(23=メキシコ)と対戦。序盤からジャブ、左ボディー、右ストレートを軸に試合の主導権を握ると、2回に左フックで先制のダウンを奪い、3回1分46秒、左ボディーでKO勝利した。

 長男興毅が東洋太平洋フライ級王者となった18歳9カ月を上回る、18歳6カ月での初タイトルで、WBCの世界ランクに入る可能性も出てきた。「緊張感の中で結果が出せたのが収穫。今年は将来の世界戦のためにもWBCの地域タイトルを総なめにするぐらいの気持ち」と意気込んだ。2月7日に世界戦を控える次兄の大毅に向け「次は大ちゃんがやってくれるはずや」とエールを送っていた。