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身長差36センチ!崔がヒョードル見下した
K-1の崔洪万(27=韓国)が「頑丈な体」で「60億分の1の男」を倒す。「やれんのか! 大晦日! 2007」(さいたまスーパーアリーナ)のルールミーティングが29日、都内で行われた。対戦相手のエメリヤーエンコ・ヒョードル(31=ロシア)と初対面。この日までに、今月2度の交通事故に見舞われながら無傷だったことが分かった。事故にも動じない218センチの大巨人は自信の笑顔でKO勝利を宣言した。
人類最強の男の前で、笑いが止まらなかった。60億分の1の男のヒョードルとの初対面。緊迫のにらみ合いになるかと思いきや、崔はニヤニヤとほほ笑み続けた。「よく分からないけど、笑いが出た」。身長差は36センチ。予想以上に相手が小さく見えたこともあり「緊張はない。リラックスしている」と、恐怖感はなかった。
圧倒的な不利が予想される中での余裕には理由がある。実は、約1カ月で2度の交通事故に遭っていた。1度目は8日のK-1 WORLD GP前。新宿でタクシーに乗っていると、後ろから乗用車に突っ込まれた。後ろのバンパーが大破するほどの衝撃だったが、本人は無傷で済んだ。今月中旬にもタクシー乗車中にほかの乗用車と接触も、まったく問題なかった。
総合格闘技の実績、経験ではかなわない。だが、崔には2度の交通事故でもびくともしない頑丈な肉体と強運がある。命にかかわる修羅場をくぐり抜けたことで、ヒョードル戦への勇気もわいてきた。「簡単には倒れない。打ち合ってきて欲しいし、KOで仕留める自信はある」。最後まで不気味なほど穏やかな笑顔だった。218センチ、160キロの巨体を武器に、韓国相撲シルムの頂点に立ち、昨年6月にはGP王者シュルトを破った。ヒョードル戦用の秘策もある。大金星を挙げれば「うれしかったら自然と踊ると思う」とリング上で得意のダンスを披露するつもりだ。頑丈な肉体を信じて、人類最強の男に立ち向かう。【田口潤】
[2007年12月30日8時38分 紙面から]
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