ノアが海外興行初開催、小橋参戦へ意欲※画像クリックで拡大表示

 ノアの小橋建太(40)が海外でも復活の姿を披露する。ノアは6日、6月21日、英国・コベントリースカイドームで初の海外興行を開催すると発表した。現地ファンからは小橋参戦を望む声が高く、ノアサイドも、小橋の状態が良ければ参加させる方針を示した。この日、小橋は今年初のディファ有明大会に来場。05年11月に遠征した経験のある英国での大会出場に意欲を見せた。

 豪腕復活の舞台は海外にも用意された。ノア初の海外興行となる6月の英国大会。出場選手は未定も、現地からは小橋と三沢のタッグ戦を望む声が高い。ノアの仲田竜取締役は「ファンからのリクエストには全面的に協力したい」と小橋のタッグ戦実現へ前向きに話す。小橋本人も「先のことだけど楽しみだね」と海外復帰戦を見据えた。

 英国でも人気は根強い。05年11月には同じ会場のコベントリースカイドームで戦った。現地でも迫力あるチョップなどの豪腕ファイトで、ファンの心をつかんだ。「いつもの全力ファイトが受け入れられた。プロレスは言葉など関係なく通じ合えるものだから」。国内に続く海外での復帰戦が待ち遠しい様子だった。

 昨年12月の日本武道館大会で、546日ぶりにリングに上がった。腎臓がんを克服した姿は、プロレスの枠を超え、感動を呼んだ。その後も経過は順調。「今年も来年も関係なかったな」と大みそか、正月ともにノアの道場で汗を流した。変わらぬ練習の虫ぶりが体調の良さの証明。この日は開幕戦に来場し「今年は1試合でも多く出場し、プロレス道をまい進したい」とファンに誓った。

 復帰後では初の地方大会として11日の高知大会、13日の博多大会に出場する。高知では「坂本竜馬チョップ」、博多では「玄界灘落とし」と新技披露の準備もOKだ。「まずは高知と博多。全力で1試合ずつこなすことで、先が見えてくる」。地方から海外へ、小橋が復活ロードを歩む。【田口潤】[2008年1月7日8時23分

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