大相撲の幕内遠藤(24=追手風)が6日、埼玉・草加市内の部屋で順調な調整ぶりを見せた。

 春場所で左膝十字靱帯(じんたい)損傷などの大けがを負い全治2カ月と診断されていたが、驚異的な回復力で前日に夏場所(10日初日、東京・両国国技館)出場の意向を明かしたばかり。この日は報道陣への対応こそなかったものの、新十両の大翔丸(23)らと15番(10勝5敗)に加え、居残りでぶつかり稽古をするなど精力的に稽古した。師匠の追手風親方(元幕内大翔山)は「順調です。本当に見ての通り、悪くもなく、良くもない。(本人が)出る(と言っている)から大丈夫でしょう」と話した。