大相撲夏場所で、横綱白鵬(30=宮城野)と並んで11勝でトップに立つ関脇照ノ富士(23=伊勢ケ浜)の大関とりについて、昇進問題を預かる日本相撲協会審判部は千秋楽の24日、照ノ富士が初優勝した場合に、昇進を諮る臨時理事会の招集を北の湖理事長(元横綱)に要請することを決めた。

 本割(碧山戦)での勝ち負けにかかわらず、決定戦に回ったとしても優勝を果たせば、新大関誕生の運びとなる。伊勢ケ浜審判部長(元横綱旭富士)は「決定戦に回っても、優勝すれば招集していただこうと決めた。優勝というのは重いということです。ほぼみんなの総意です」と明かした。