東前頭8枚目の嘉風(33=尾車)が、4度目の三賞(いずれも敢闘賞)を受賞した。

 千秋楽まで自己最多タイの11勝をマーク。単独最多の12勝目を狙った、この日の関脇栃煌山(28=春日野)戦も押し出しで快勝。過去2度あった11勝を上回る、12勝3敗で充実の場所を締めくくった。

 先場所に続く2桁勝利だが、番付上位の常連としては、来場所以降が勝負になる。「1番1番、集中して全力で取れたのが良かった」と今場所を振り返りつつ「今場所と変わらず、全力を出せるように。お客さんを沸かす相撲を取りたい」と抱負を語った。