大相撲春場所(3月12日初日、エディオンアリーナ大阪)の前売り券販売が5日に始まり、開始から2時間半足らずで15日間全日程のチケットが完売した。キャンセルがあった場合は今後も前売りが行われ、当日券も各日約200枚用意されている。

 この日、先発事務所があるエディオンアリーナ大阪には雨の中、前売り券を求めて多くのファンが詰めかけた。春場所担当の親方衆は、午前9時から整理券を配布。前夜10時から徹夜して整理券番号1番をゲットした30代女性は「ここではイス席しか買えなかったけれど、コンビニでマス席を買えました」と苦笑い。毎年購入しているという大阪市の70代男性は、購入することができず「今年は稀勢の里が横綱になったし、宇良もいるし。すごいわ」と驚いた表情で話した。

 春場所担当の伊勢ケ浜部長(元横綱旭富士)は「ここのところ人気が上がってきている。短時間で売り切れて、ありがたいことです」と感謝の言葉を口にした。