台湾で行われたフィギュアスケートの世界ジュニア選手権で2位に入り、来季からシニア転向予定の本田真凜(15=大阪・関大中)が23日、エディオンアリーナ大阪(大阪市)で開催中の大相撲春場所を観戦した。女優の妹望結(みゆ、12)ら家族とプライベートで訪れ、向正面から声援を送った。

 大相撲は初観戦で「集中力や、一瞬に懸ける思いが強い。スケートよりも(本番の)時間は短いけれど、すごく稽古されてきたのを短い時間で出すので」とニッコリ。7歳だった09年春には、神戸市内の焼き肉店で当時大関の日馬富士と居合わせ、写真を撮ってもらった思い出がある。「日馬富士さんも勝ってうれしかった。向こうは覚えていないと思うけれど…」と9勝目を挙げた横綱の取り組みを振り返った。

 世界ジュニア選手権を戦った台湾から20日に帰国後は、つかの間の完全オフを楽しんだ。24日からは再び氷に上がる予定で「小さい頃からスケートばかりをやってきた。他の競技を見たのは野球と(今日の)相撲ぐらい。楽しかったです」と18年平昌五輪イヤーの来季へ活力を得た。