プロボクシング元世界王者たちで構成される「世界チャンピオン会」主催のパーティーは2日、東京ドームホテルで開催された。ファンとの交流を目的としたイベントで、男女合わせて53人の元世界王者が参加。元WBA世界ライトフライ級王者具志堅用高氏(70)が世界王座獲得50周年を表彰された。

1976年(昭51)10月、ファン・ホセ・グスマン(ドミニカ共和国)を7回KO撃破し、王座を獲得。花束を贈呈された具志堅氏は「この50年はあっという間。18歳で沖縄から出てきてすぐに世界挑戦。ああいうチャンスに勝てばチャンピオンだから。一生懸命練習して、厳しい戦いだったけど、グスマン選手をKOできた」と振り返った。72年5月の沖縄返還から4年後だったこともあり「うれしかったのは本土復帰のすぐ後でしたから。みんな大騒ぎだった。ボクシングの世界王者になって沖縄が元気になった。先輩、後輩からありがとうと言われて。自分も世界取ってから精神的にも強くなって。日本のために、沖縄のために頑張ろうと思った。目標があったから強くなった」と当時の心境を明かした。

いまだに世界王座の13度防衛は日本記録として残っている。具志堅氏は「50年経ってボクシング技術は向上した。プロですから魅せる、面白いボクシングもみせないといけないが、頑張れば(日本記録に)なる。自分の戦いをしていけば、実現できる。体が大きくなるのが早くて減量に苦しんでいる人も多いだろうが、日本の環境の良さで練習してスターになってほしい」と現役ボクサーたちにエールを送った。

また4団体統一スーパーバンタム級王者井上尚弥(33=大橋)の存在についても言及。具志堅氏は「今、井上尚弥スーパーチャンピオンが日本のボクシング界を引っ張って、ますますの人気。井上尚弥チャンピオンが素晴らしい世界ナンバーワンになっていますから。素晴らしいと思う。誇りに思って、ボクシングを応援していったらいい。井上尚弥チャンピオンを見てボクシングをしたいという子供たちも増えていっているから」と存在感の大きさを口にしていた。