日本相撲協会は12日、夏場所(14日初日、東京・両国国技館)の取組編成会議を開いた。審判部長の二所ノ関親方(元大関若嶋津)は、春場所で左上腕と大胸筋を痛めた横綱稀勢の里(30=田子ノ浦)について「(場所に)出ると言うからにはね。体はしぼんでいない。(勝負は)前半だろう。横綱だから優勝争いしてほしいね」と語った。

 また大関とりのかかる関脇高安(27=田子ノ浦)について、ハードルをクリアする目安として「(白星が)2ケタは行かないと。(昨年の)九州(場所)を負け越しているし」と話していた。