日本相撲協会は30日、東京都と連携し、新型コロナウイルス感染拡大防止に向けた「懸賞旗スタイルの告知旗」による広報を実施すると発表した。7月場所13日目の31日から3日間、懸賞旗スタイルの告知旗を掲出する。両国国技館内での掲出は1日3回で、十両土俵入り後(午後2時15分ごろ)、横綱土俵入り後(午後3時45分ごろ)、幕内前半取組後(午後4時50分ごろ)を予定している。

この日、告知旗のデザイン5種類が発表された。「NO! 3密」「距離を保とう」など感染予防を訴える文言がデザインされたほか、「ステッカーのお店に」との告知旗もあり、感染防止徹底宣言ステッカーの普及も狙いとしている。

懸賞旗でなく告知旗のため、東京都からの懸賞金は出ない。通常、NHK大相撲中継は懸賞旗をアップにして放送しないが、告知旗をどう映すかも注目される。