平幕の大栄翔が3大関、2小結を破って自身初の初日から5連勝を飾った。

大関経験者の高安を押し出した。立ち合いから突き起こし、堪える相手を間髪入れずにのど輪で攻めた。悲願の初優勝に向けて、最高のかたちで中盤戦を迎える。

かど番の大関正代は結びで宝富士を寄り切り、4勝1敗で序盤戦を終えた。もう1人のかど番大関、朝乃山は栃ノ心を寄り切り、3勝2敗と白星を先行させた。

初日から4連敗の大関貴景勝は埼玉栄高の3学年後輩、琴勝峰を突き落としで下して初日を出した。

今場所初めて、3大関安泰となった。

大栄翔のほか、28場所ぶりの幕内復帰を果たした明瀬山、25歳の明生も勝ちっ放し。両横綱が不在の場所は、序盤5日間を終えた。