結びで小結大栄翔(28=追手風)が、横綱照ノ富士に大善戦も逆転のはたき込みに屈した。

立ち合いから手を伸ばし、動き回る激しい相撲で横綱を追い詰めたが、勝ちきれなかった。大栄翔は「最後に差してしまったのがすべて。もろ差しでも何でも差したらかなわない。そこが自分の弱いところ」と猛省した。

1年前の初場所、13勝2敗で初優勝を遂げた。1月は体が動くのか、横綱をあと1歩まで追い詰めたのは事実。それでも「横綱はまだ余裕があったと思う。まだまだ勉強です」と話し、今年の目標に「1年を通して安定した成績を残せるようにしたい」と話した。