NMB48のダブルエース、山本彩(22)と渡辺美優紀(22)が4日、神戸・ワールド記念ホールで、“最初で最後のデュエット曲”を初披露した。

 楽曲タイトルは「今ならば」。渡辺が5年ぶり2回目のセンターを務める最後のシングル「僕はいない」(8月3日発売)収録曲で、“さやみるきー”のデュエットは、活動5年半で初めてになった。

 この日は2日間続いた渡辺の卒業コンサート「最後までわるきーでごめんなさい」の最終日。渡辺のラスト・ステージは、小悪魔な魅力をあわせもつアイドル・みるきーを象徴する「わるきー」で幕を開けた。

 「皆さん、最後のわるきーですよ! 最後までたのしみるきーしてください」

 14年にじゃんけん大会で優勝してリリースしたソロ曲「やさしくするよりキスをして」も歌い、シングルのカップリング曲メドレーと、渡辺は休む間もなく登場ラッシュ。

 山本が「ついに、ついに、この日(最終日)が来てしまいました」と振ると、渡辺は「本当にこの日が来たんだ…と。自分でも今日が終わると、もうみんなと(ステージに)立つことはないんだと実感できなくて」。額に汗を浮かべ、笑みも携えて話した。

 渡辺は約2時間半のライブ、全曲に出演。アンコールでは、山本とのデュエット曲に続き、同じく新曲収録のソロ曲「夢の名残り」も初公開。AKB48に移籍した小笠原茉由(22)、山田菜々、小谷里歩(三秋里歩)、門脇佳奈子、近藤里奈、山岸奈津美と、1期の卒業生5人も駆けつけ「卒業旅行」をパフォーマンスした。