AKB48グループの秋元康総合プロデューサーが7日、東京・ベルサール秋葉原で行われている「AKB48選抜総選挙ミュージアム」の会場を訪れ、8日に開票イベントが行われる総選挙の展望を話した。

 順位について、「僕も、どうなるか分からない」とコメント。速報1位のHKT48指原莉乃(20)については」、「先ほど、指原から『明日、どうですかね』とメールが来ました。『知るか』と返しましたよ」とやりとりを明かし、「多分、僕が想像するに、指原さんは結構まんざらじゃないですよ。まあ、どうなんですかね。指原はおもしろいと思いますよ」と笑った。一方で、「本命視されている大島優子さんや渡辺麻友さんは、動じてないですよ。(自分の1位を)信じている」と補足した。

 また、総選挙の見どころとしては、次世代エースとして注目される「ぱるる」ことAKB48島崎遥香(19)の名前を挙げた。「新世代のぱるるが、『塩対応』(握手会などでのファンへの「しょっぱい」対応)でどこまでいけるのか。塩対応でも、あの子の正直さというか素直さはある意味すごい」と解説し、「リクエストアワーで、チーム4の『走れ!ペンギン』が1位になって、第一声が『みんな、久しぶり~』ですから。すごい人だなと思いました。普通あそこはタメを作って『ありがとうございました~』って号泣するところですよ」と話した。

 さらに、おバカキャラで知名度を上げた川栄李奈(18)についても「今まで、センターでああいうタイプの人はいないですけど、センター候補から外れたわけではないです」と言及。「選挙に強い梅ちゃん(梅田彩佳)とか、宮沢(佐江)。あのへんの、ファンを裏切らずにずっと努力している人たちも評価されていると思います」と説明した。

 また、速報で18位とふるわなかった高橋みなみ(22)については、「たかみなが選挙で沈んだ場合は、これは何か考えないといけない。彼女はすごく努力をしてて、長女が、自分の幸せを見ずに次女や三女の幸せを優先しているようだ。それはダメだなと。だから、もうちょっとたかみな自身が幸せになれるようにしないと」と明かした。

 速報15位の篠田麻里子(27)については「マリコ様は、相当、後から来るんじゃないですか。やはり、あれだけのツイッターのフォロワー数、影響力を持っている」と予想した。

 その他、HKT48多田愛佳(18)を「博多に行ってしゃべりがうまくなった。来年はもっと伸びてくると思う」、SKE48松井珠理奈(16)を「期待と人気の開きがなくなってきた」、NMB48渡辺美優紀(19)を「全員を釣っているでしょうね。もはや、『釣り』というよりも『投網』のような感じ」などと、グループのメンバーについてしゃべり尽くした。

 また、初の野外総選挙開票イベント(横浜・日産スタジアム)であることについて、「明日、雨が降ったら、『雨でも降るんじゃないか選抜』というのを披露します」と宣言した。「これはないだろう、この選抜はないだろうっていうメンバーで、1曲、歌います。雨が降らなかったら、幻になります」と笑わせた。

 最後は集まったファンに向けて、「みなさん、各メンバーを注目してあげてください。寒いかもしれないので、風邪をひかないように、暖かい格好をして行ってください」と呼びかけ、拍手を浴びていた。