選抜総選挙1位のHKT48指原莉乃(20)がセンターポジションを務めるAKB48の32枚目シングルのミュージックビデオ(MV)に、凱旋(がいせん)パレードを思わせる演出が含まれていることが23日、分かった。新曲タイトルは「恋するフォーチュンクッキー」。MV撮影は22日、HKT48の本拠地、福岡市内で行われた。一般道を封鎖して約3800人の一般エキストラや鼓笛隊も登場している。新曲は8月21日に発売される。
MVには、総選挙史上最多の15万570票の支持を得た女王にふさわしい演出が登場する。
福岡・ホークスタウンのHKT48劇場前で行われた撮影は午前8時から3時間にわたって約300メートルの一般道を封鎖。AKB48のMVで過去最大規模となる約3800人のエキストラが参加して鼓笛隊や九州各地のゆるキャラの着ぐるみも登場。紙吹雪が舞う中、指原は、総選挙16位以内に入った選抜メンバーの真ん中に立って「恋するフォーチュンクッキー」のダンスを披露した。まるで凱旋パレードのような光景だった。
指原初のセンターシングルの曲調はミドルテンポのポップチューン。関係者によると、老若男女問わず、すぐに覚えられるシンプルな振り付けが印象的という。振り付けはパパイヤ鈴木(46)が担当した。MV撮影では、エキストラがその場で振り付けを覚えた。初めて聞くメロディーに合わせて踊ることになったが、ステージ前で踊るメンバーと一緒になって女子高生や家族連れなどが踊る場面では一体感もあったという。
踊りやすい振り付けは、指原自身のイメージも投影しているようだ。「アイドルオタク」「ヘタレキャラ」など異色の魅力で人気を獲得。トーク力を武器に「バラエティー担当」として知名度も上げてきた。2年前の選抜総選挙では「自分に自信がありません。歌も下手だし、ダンスも下手だし、かわいくないし」と自虐的に自分を表現した。抜群のルックスやダンスではなく、ある意味「親近感」が特長のタイプ。振り付けには、そんなイメージが反映されたのかも知れない。
総選挙直後、指原が、秋元康総合プロデューサーから「新曲は『びっくり音頭』になった」という趣旨のメールを受けたことを明かしていたが、誰でも踊ることができるダンスポップというアイドルソングの王道に落ち着いたようだ。【横山慧】


