女優長沢まさみ(21)が映画「群青」(中川陽介監督)に主演することが14日、分かった。中川監督の原案のもと、作家宮木あや子氏(31)が書き下ろした小説が原作。沖縄を舞台に最愛の人を失った女性(長沢)の絶望と再生を描く。

 中川監督は長沢の起用理由を「明るく元気で沖縄の離島の宝物みたいな娘が悲劇的な事件以降、精神的にバランスを崩し、誰もが心を痛める危うい存在となります。この2つの顔を演じられる女優として、長沢さんが一番だと思ったから」と説明する。長沢は「人間の本能で感じられる映画だと思うので、皆さんも何か少しでも感じてもらえたらなと思います」と話した。