奈緒(31)が11日、東京・テアトル新宿で行われた主演映画「死ねばいいのに」(金井純一監督、7月3日公開)完成披露上映会に登壇。原作の作家・京極夏彦氏(63)が「変なタイトルでごめんなさい。小説としては良かったんですけど、拡散、宣伝が難しい。大きなハンディキャップを背負わせる。全て私の責任。申し訳ありません」と“公開謝罪”すると、同氏と顔を見合わせて笑み。一方で、映画について「良いです。いたく感心した次第」と評価すると「『(映画化は)うれしいです』と、おっしゃってくださったので、すごくホッとして力が抜けました。アハハハッ…」と笑った。
「死ねばいいのに」は、京極氏の同名小説の実写化作品。奈緒は劇中で、何者かによって殺された鹿島亜佐美のことを知りたいと「亜佐美のこと聞かせてもらいたいんです」と、伊東蒼(20)が演じた亜佐美の職場の上司・山崎らを尋ねて歩く、渡来映子を演じる。
トークの中で、京極氏は「これ、16年くらい前に書いた作品なんですね。今ほど(世論が)厳しい感じじゃなかった。いろいろありましてね…世の中も変わりまして.映像化のお話もいただきましたけど、消えてしまった。今回、来て…チャレンジャーだなと思いました」と、映画化の話が来て、感心したと振り返った。その上で「小説は書いていることより、書いていないこと、行間が大事。映像は、その書いていない部分を描く。亜佐美さんは、作中では最初から死んでいて最後まで出て来ない。初めて見て、こんな人なんだと思いましたし、こんな風景か、と少し感動しました。原作と違うとか、気にする人が居るんだけど…違うんだけど、その通り」と映画の世界観を評価した。
奈緒は、作品にちなみ1つ、知りたいことは? との問いの答えとして、フリップに「京極先生!!」と書いた。「なかなかお会いできないですし(撮影)現場では緊張して、とてもお話しできなかった」と最初の対面を振り返った。その上で「今は完成したんで何でもしゃべれるじゃないかと。お召し物が、すごく気になっていて。現場に来た時も、すてきなお召し物でいらして…いつからスタイルができたか聞いてみたかった」と、京極氏にスタイリッシュないでたちの源泉を尋ねた。
京極氏は「ずっと」と答えた。その上で、この日、奈緒も金井純一監督も黒の衣装で登壇したことを踏まえ「最近、黒の着物が多い。着てこなくて良かった。オールブラックは、死んだ後ですからね」と言い、観客を笑わせた。



