北野武監督(62)が21日、都内で、同日開幕した映画祭「東京フィルメックス」のシンポジウムに出席した。15本目の新作を製作中で「芸術的な作品を撮ろうと毎回チャレンジして毎回失敗してる。疲れ果ててヤクザ映画に戻ったんだけど、楽しくてしょうがない」。また、監督と俳優をこなすスタイルについて「あと何本か、というところかも。監督だけという方向にはならない。森繁(久弥)さんみたいに、ただいてくれればいいという存在になりたいね」と話した。