俳優竹内力(60)が4日、インテックス大阪で開催中の「大阪コミコン2024」のスペシャル・ステージ「猿の惑星/キングダム」(ウェス・ボール監督、10日公開)に登壇した。

人類の文明が崩壊し、高い知能と言語を得た猿が支配する300年後の地球を舞台にしたSF。竹内は猿を統括し、キングダムを築こうとする冷酷な独裁者プロキシマス・シーザーの日本版声優を担当した。

シーザーが「素晴らしい日だ!」と叫ぶ予告映像がが流れると、白いスーツ姿の竹内が「フハハハ…!」とドスの利いた笑い声とともに登場した。ド迫力に会場は圧倒され、大きな拍手と歓声が上がった。

シーザー役について竹内は「カリスマ性があり、腕っぷしが強く、知性があり、話術が巧み、戦略家でありますね、この男は…。オレか!?」とちゃめっ気たっぷりに答え、会場を沸かせた。

竹内と言えば、映画、ビデオ、DVDシリーズ「難波金融伝・ミナミの帝王」の萬田銀次郎役として知られる。

役作りで気をつけたことについて「やっぱり動物なので、鼻息荒い感じとかがセリフよりも難しかったかな。口を動かしていないところは外しちゃダメなので、タイミングが難しかった」と話し、実はアフレコの演出では「いつもの竹内さんらしく“ボス”っぽくやってください」と話があったといい、セリフを猿っぽくしゃべるよう準備したが、本番では活舌が悪くなってボツになったというエピソードを披露した。