フジテレビ亀山千広社長の定例会見が29日、同局で行われた。4月改編で登場した新番組のほとんどが視聴率1ケタ台に落ち込んでいる現状について「予想以上の苦戦だが、今が我慢のしどころ」と話した。

 「ブランドイメージを変えるくらいのリスクをともなう改革なので厳しいことは分かっていた。負けている以上は変える、ということ。制作の現場には、発想の転換をしてほしい。平均点をとりに行くのではなく、これが次のテレビのスタンダードになるという気概をもって思い切り振り回してほしい」と語った。

 なお、同局が期待を込めて3月末にスタートした情報番組「直撃LIVEグッディ」(月~金曜午後1時55分)は、28日放送の第2部(午後2時55分~3時54分)で平均視聴率1・3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と最低記録を更新した。