宮城県出身のお笑いコンビ、サンドウィッチマンが、東日本大震災義援金活動について当初、周囲に反対の声もあったことを明かした。

 同コンビの伊達みきお(41)と富沢たけし(41)はともに宮城県出身で、東日本大震災の発生時はロケで滞在していた宮城県気仙沼市で被災した。

 ふたりは直後に義援金口座「東北魂義援金」を開設し、現在までに3億8000万円の義援金を東北に届けている。

 サンドウィッチマンは15日放送の読売テレビ「八方・陣内・方正の黄金列伝」で、義援金活動をスタートした際「芸人なんだから震災絡みのことはしないほうがいいんじゃないか」「笑いづらくなる」「イメージついちゃうよ」という声も寄せられたことを明かす。

 伊達は「でもあの光景を見たら、どう言われてもとにかくやろう。あの現状を見た人たちって俺らくらいしか多分発信できる人がいない。僕らがやんなきゃだめだ」と考えたと話し、富沢も神妙な面持ちでうなずいた。