解散危機にある国民的アイドルグループ、SMAPで、唯一ジャニーズ事務所残留を決めていた木村拓哉(43)が、独立を表明しながらも翻意して残留したい中居正広(43)ら4人の意向を直接受けて、力を貸していることが16日、分かった。

 事態打開の可能性を模索すべく、木村はメンバーと直接電話で話したという。木村の態度軟化で事態急変の可能性も出てきたが、解散回避は厳しい状況であることは変わっていない。

 木村がメンバーのために、ついに立ち上がった。関係者によると、木村はメンバーと直接電話するなどしてコンタクトを取っている。中居、稲垣吾郎(42)草なぎ剛(41)香取慎吾(38)の4人の、ジャニーズ事務所に残りたいという固い意思を直接確認し、副社長のメリー喜多川氏に連絡。いったんは同事務所からの独立を明確に意思表示した4人について「グループに戻してやってほしい」と、メリー氏に話したという。

 最初から残留を決めていた木村はもちろん、所属タレントに対しても示しがつかないとして、4人の残留を簡単に認められない事務所の姿勢は一貫して変わっていない。

 バラバラになった5人がようやく団結したとはいえ、解散が確定的になってからすでに時間も経過している。グループ存続に向けて厳しい状況が続いている。