テレビ朝日系新アニメ「魔法つかいプリキュア!」(2月7日から日曜午前8時半)と映画「プリキュアオールスターズ みんなで歌う♪奇跡の魔法!」(土田豊監督、3月19日公開)の合同会見が27日、東京国際フォーラムで行われた。この日はテレビシリーズと映画の主人公朝日奈みらいことキュアミラクル役の声優高橋李依と、リコことキュアマジカル役の堀江由衣が登壇した。

 高橋は「今の私にしか届けられないミラクル、みらいをいっぱい詰め込もうと意気込んでいます」とあいさつした。堀江は「プリキュアのような変身できる女の子は、すごく自分の中で子どもの頃から憧れがありました。声優になったからには、1回くらい変身してみたいなという思いがあったので、うれしかったです。丁寧に演じていきたいと思います」と笑みを浮かべた。

 「魔法つかいプリキュア!」のアフレコは、まだ始まったばかりだ。高橋は堀江について聞かれ「今回、初めてお会いするという形ではなく、以前から(他の)作品でご一緒させていただいたこともあるので、とても心強い先輩。私が座長ではあるけれども、おんぶさせていただいているというか、一緒に隣に立って引っ張ってくれたりとか、とても支えてくださっています」と尊敬の念を口にした。

 それを聞いた堀江は「いやいやいや…。(高橋は)すごいしっかりしていて、いつも元気だし、本当に一生懸命で前向きで、特に私が何も言うことはない感じで安心しているんですが、マジカルとしてはミラクルを支えていこう。全然、力にはなれていないと思いますけど、ピンクというか座長というか、ミラクルを支えようと心に決めております。何があってもついていく、支えるのは決めてやっております」と語った。

 イベント中には、高橋と堀江が魔法をかけるアクションで、映画「プリキュアオールスターズ みんなで歌う♪奇跡の魔法!」でプリキュアが戦う最大の敵ソルシエールを演じるミュージカル女優の新妻聖子(35)をステージに呼び込んだ。今回は作詞・作曲家の森雪之丞氏プロデュースによる本格ミュージカル映画となり、7曲が制作される。新妻は「(楽曲の)デモテープを聴いているだけで、ウルッときてしまった。ミラクルとマジカルに歌いかけてもらうシーンで…家で本当に泣いちゃって。すごく歌の力、歌の魔法って、すごいんだと私自身感じていて。きっと映画でもお客さまにお伝えできるんじゃないかと思います」と語った。

 今回はソルシエールの執事トラウーマ役を、俳優山本耕史(39)が演じる。新妻にとって山本は、ミュージカルに初出演した03年「レ・ミゼラブル」で、相手役を務めた先輩だ。「13年前は大先輩と後輩だったんですが、今回は山本さんが私の手下ということで、思う存分、魔女として従えたいと思います」と言い、いたずらっぽく笑った。