タレント伊集院光(48)が18日、都内で行われたTBSラジオ「伊集院光とらじおと」(4月11日スタート、月~木曜午前8時半)の会見で新番組への意気込みを語った。30年続いた「大沢悠里のゆうゆうワイド」に代わる番組でメーンパーソナリティーを務める。会見冒頭、経歴詐称が判明して出演番組の降板を発表したショーン・マクアードル川上氏(47)を意識した「東京都立足立新田高等学校中退です。隠しません」というあいさつで取材陣を笑わせた。

 同局の出演番組「深夜の馬鹿力」(月曜深夜1時)は95年にスタートし、現在まで20年近く同時間帯の聴取率トップに君臨。「ラジオの帝王」の異名を持っている。この日は「大沢悠里さんはラジオ界の歴史そのもののような偉大な方。誰も勝てないというか。その方の後なので、むしろ、ハードルは低くなっている」と話すなど、重圧は感じていない様子だった。

 さらに「足立区の印刷工場で、振動でラジオの周波数のダイヤルが(TBSから)動かないように接着剤で固定しているのを見たことがある」といい、「接着剤を外すまでの間に、面白さを提示するのが使命」と意気込みを示した。

 「ゆうゆうワイド」は大沢節と呼ばれるお色気トークも人気だった。「大沢さんのは品のあるお色気だけど、僕がやるとドスケベになる」と、その継承には慎重な姿勢だった。

 会見には、火曜アシスタントを務める元日本テレビアナウンサーの上田まりえ(29)や、木曜パートナーの女優柴田理恵(57)、同時間帯の金曜版「有馬隼人とらじおと山瀬まみと」に出演する元TBSアナウンサーの有馬隼人(38)タレント山瀬まみ(46)らも出席した。【上岡豊】

 ◆伊集院光(いじゅういん・ひかる)1967年(昭42)11月7日、東京都生まれ。84年に三遊亭楽太郎(現・三遊亭円楽)の弟子となり、三遊亭楽大として活動開始。「伊集院光」を名乗ってラジオ出演も始める。88年スタートのニッポン放送「伊集院光のオールナイトニッポン」や91年スタートの同局「Oh!デカナイト」で人気パーソナリティーに。90年に落語家はやめた。183センチ、130キロ。血液型O。