熊本地震の被災者を救うべく、財界関係者も動きだした。ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」(ゾゾタウン)を運営するスタートトゥデイの前沢友作社長(40)が19日、1000万円の義援金を熊本県に寄付したと、自身のツイッターなどで発表した。

 蒲島郁夫知事宛ての振込受付書を画像でアップしている。関係者によると、前沢氏は周囲に「とにかく早く動くことが大切。これがいろんな呼び水になれば」と話しており、さらなる寄付も準備しているという。

 前沢氏は、「ファッション界の革命児」と称される有名社長で、高卒後、渡米を経て20歳で起業。98年にスタートトゥデイを設立した。04年からスタートした「ZOZOTOWN」は、3000以上のブランドを取り扱う人気の通販サイトで、14年10月時点で会員数は1000万人を突破した。資産は2000億円以上ともいわれ、最近はモデル紗栄子との交際でも話題になっている。

 11年3月11日に発生した東日本大震災後には、チャリティーTシャツを約17万枚を販売。売り上げの全額約3億5000万円を義援金として複数団体に寄付している。