作家でミュージシャンの辻仁成(56)が28日、東京・小田急百貨店新宿店内の「STORY STORY」で、著書「パリのムスコめし 世界一小さな家族のための」(光文社)刊行記念トークショーに出席し、フランスでの息子との食生活について語った。

 同書は、辻が週刊誌「女性自身」で週1回連載している「ムスコ飯」から厳選した料理51品を掲載したレシピ本。

 芥川賞作家のレシピ本出版は異例で「恥ずかしいですよ。プロじゃないからね。失うものが何もなかったから話を受けた」と明かした。

 14年に女優中山美穂(46)と離婚後、シングルファーザーとして長男(12)にほぼ毎日料理を振る舞ってきた。学生時代から料理は好きだったといい、「昔からよく作っていた。たまたまツイッターに載せ始めたのが2、3年前」と話し、報道陣から、奥さんは料理してなかったんですかと問われると「いや、そんなことないですよ。おいしいものたくさん作ってくれました」と即座に否定していた。

 息子については「3食は当たり前。4、5食食べる。おかしを食べないので、おやつでおにぎりとか。夜食でラーメンとか食べますね。手はもう僕より大きいんですよ」とうれしそうに話していた。

 また、所属事務所によると、幼少期を福岡県で過ごした辻は、熊本県を中心に九州で発生した震災について、夏ごろをめどに被災地でチャリティー支援ライブを行う意向だという。