日本テレビ系「笑点」(日曜午後5時半)で、同局系「24時間テレビ39」(8月27、28日)のチャリティーマラソンランナーに、笑点メンバーの林家たい平(51)が決まったことが発表された。

 たい平は走る理由の1つに、04年8月に多発性硬化症で倒れ療養中の、師匠林家こん平(73)を挙げた。「今年の正月、師匠が大きな声で『高座に復帰するから』と言ったんです。弟子として何ができるだろう。頑張る姿を見てもらいたい」。

 こん平は昨年の「24時間テレビ」で、11年ぶりに「笑点」の企画コーナーに出演し、「チャラ~ン」と、おなじみの掛け声を披露した。要介護度4が3になるなど、回復に向け少しずつ前進。師匠にさらに良くなってほしいという思いは大きかった。

 走る理由はまだある。「笑点」を盛り上げ、勇退した前司会者の桂歌丸(79)へ感謝を伝えたいという。たい平は「歌丸師匠には完走しておねだりしたいですけど、歌丸師匠はおかみさんから1万円もらうのも大変。ねぎらいの言葉だけでおなかいっぱい」と笑わせた。

 とはいえ不安も隠せない。1カ月前にオファーを受け、今は階段を上ったりする程度。運動は数十年やっていない。88年の入門時に54キロだった体重は20キロ増えた。右ひざ痛も出る。たい平は「65キロまで落としたい。お酒はほどほどにして、別のことで体を絞りたい。大役は不安ですが、いろんな思いを胸に、武道館目指します」と決意を語った。

 ◆林家たい平(はやしや・たいへい)本名・田鹿明(たじか・あきら)。1964年(昭39)12月6日、埼玉県生まれ。武蔵野美大を卒業後の88年、林家こん平に入門。92年に二つ目、00年に真打ちに昇進。96年にフリーアナウンサーなどをしていた千華さんと結婚し、2男1女がいる。血液型B。