歌手の宇多田ヒカル(33)が、9月28日にリリースする新アルバム完成後の現在の心境を明かした。

 08年3月に発売された「HEART STATION」以来、約8年ぶりとなる6枚目のアルバム。宇多田は29日にツイッターで「アルバム完成後の喪失感がハンパない」と燃え尽きたようで、「ポルトガルの海辺のさびれた町でボロいアパートの一室借りて一ヶ月くらい海眺めたり本読んだりスケッチしたり簡単な料理だけして食材買う時以外誰とも会話せずにただ呼吸してたい…と妄想しながら夕飯食べずにベッドでごろごろ…」と近況を報告した。

 ツイッターでの特別企画「♯ヒカルパイセンに聞け」でも、ファンから新アルバムについて聞かれ「俺、こんな作品二度と作れねーよ」と回答していた宇多田。「今までは、CDのサンプル版を手にした瞬間『おおお、本当に完成したんだ』って高揚と安堵(あんど)のようなものを同時に感じてたけど、今回は全部の歌入れが終わった夜から、泣いたぜ」とアルバムが完成した瞬間の気持ちを振り返っていた。全身全霊を注いだアルバムとなったようだ。