女優北川景子(30)俳優柴田恭兵(65)尾上松也(31)が27日、都内で行われたWOWOW連続ドラマW「ヒポクラテスの誓い」(10月2日スタート・日曜午後10時)完成披露試写会に出席した。人間の生死に関わる人々の葛藤や苦悩を描いた中山七里原作の法医学ミステリー。研修医役で主演を務める北川は、WOWOW連続ドラマ初出演で、医療ドラマも初挑戦となる。念願の白衣姿だと話すも「柴田さんたちと比べて様になっていない感じがして恥ずかしい」と恐縮していた。

 医療用語を使った演技にも苦労したといい「やっているときはいっぱいいっぱいで、今思うと、ふさぎこんでいたわけではないけど、追いつめられていたかなという感じ。完成したものを見て、こんなにすてきな作品だったんだと達成感を得た作品でした」。

 3人は初共演で、現場でのリハーサルでは天才法医学教授を演じる柴田が場を和ませようと毎回アドリブを入れていたという。北川は「特に解剖のシーンで、私が教授に怒鳴っていくようなシーンに限って、結構冗談が入ってきたりとかしましたね」と振り返り、尾上も「柴田さんと初めて共演するので、緊張するじゃないですか。本当にみんなを笑わせようとしてくださるので、最初はみんな一瞬『どうしよう、笑っていいのか』って。慣れるといいんですけど、そういうのは何度もありました」と同調した。当の柴田は「全く記憶にありません」ととぼけ、北川が「1日に2、3回はありましたけどね」と突っ込んでいた。

 最後に柴田が毎回死体の解剖シーンがあるという同作品について「ちょっとショッキングですけど、いいサスペンスができました。現場にはホルマリン漬けとかもたくさんあって、撮影が終わるまで焼き肉には行けないなと思っていたのですが、ある時、北川さんから差し入れで焼き肉弁当をいただいて、気がついたらぺろっと食べていました。ですのでみなさんも大丈夫だと思います。是非ご覧になって下さい」と話し、笑わせていた。