フジテレビ系アニメ「ドラゴンボール超」(日曜午前9時)に、原作者の鳥山明氏の人気作品「Dr.スランプ アラレちゃん」の主人公アラレちゃんが登場することが22日、同局から発表された。主人公孫悟空役の声優野沢雅子と、アラレちゃん役の小山茉美が対談した。

 小山 「悟空とアラレちゃんの対決回があるとお聞きして、私はめっちゃんこうれしかったです! 憧れのマコ(野沢雅子)さんとまたご一緒できるってだけで、すごくうれしくって…。アラレちゃんのペンギン村の世界が、再び見られるんだって」

 野沢 「私はね、悟空は喜ぶだろうなって思いました。アラレちゃんといっしょにやるんだ~! て。そして強そうだな~っていうよりは、『懐かしいな~』って言うかなって思ったの。悟空はねぇ、誰でもすぐにお友だちになりますからね」

 小山 「私、マコさんと初めてお仕事ご一緒したときのことは、今でも覚えているんですよ。私はまだ新人で、右も左も前も後ろもわからない状態で…。ひとり居残りで30~40回も録っていただいて…っていう状態でした。そんなとき、かたやマコさんは、ほんとにイキイキと演技なさってて…!」

 野沢 「今も昔も、アフレコの雰囲気はあまり変わってませんよね(笑い)」

 小山 「私が駆け出しのころは、マコさんを見て「ぴったりのタイミングで、なんでこんなにしゃべれるの!?」って、驚いていました。今日はそれを思い出して…マコさんは今も、イキイキした演技も声も変わってないので、本当にスゴイですよね!」

 小山 「収録もすっごい楽しくて! 皆さん、切磋琢磨して面白くしようっていう思いがスタジオの中に流れていて…それがすごく嬉しかったです」

 野沢 「この現場は明るいんですよ~! でね、コミュニケーションも大切じゃないですか。スタジオの中の雰囲気を、そのまま画面の方に持っていきたいから、みんな楽しくお話しするんです。

 小山 「本当に、スタジオの楽しい雰囲気そのままで、皆さん収録していましたよね。それに、『Dr.スランプ アラレちゃん』も『ドラゴンボール』も見ていた世代の共演者がたくさんいましたから、…もしかしたら、私たちよりも喜んでいたかもしれません(笑い)」

 野沢 「ねぇ~!  みんな見ていた世代だからね」

 小山 「アラレ役でこんなにいっぱいセリフがあったのは本当に久しぶりですから、準備はけっこう大変でした。ボイストレーニングに行って、高い声が出るように準備をしましたね。

野沢:やっぱり。「キーン!」がありますもんね。

小山:自分でも声が高くって、「キーン!」の声で自分の頭が痛くなるんです(笑い)。ご迷惑をおかけしています…(汗)」

 野沢 「いやいや、全然そんなことないですよ! ほんとに可愛かったです。

 小山 「ほんとですか!? うれしいなあ~!」

 野沢 「長いこと演じていたキャラクターは、ずーっと心に残っているんですよ。役者は絶対にね、残っているんです」

 小山 「私はやっぱり、アラレがかわいいんですよねぇ。どこかで自分も『一緒に作った!』という気持ちが残ってて、それを大切にしたくって」

 野沢 「絶対、そういう気持ちは大切だものね」

 小山 「やっぱり絵を見ると思い出しますね。身体全体で! 細胞がワクワクしてくるっていうか」

 野沢 悟空も、ちょっといつもと違うのよ。やっぱりアラレちゃんが出てきたから。お友だちが来て楽しい! っていう感じになって。悟空らしくて好きですね」

 小山 やっぱり愛がありますよね。『ドラゴンボール』も『Dr.スランプ』も。愛があるから、やっていてすごい楽しいです」

 野沢 「かっこいい悟空と、かわいいアラレちゃんがコラボするわけじゃないですか。これはもう世代を超えて、子供たちとその親、そしてその親まで3世代…家族全員で楽しめるはずですよ!」

 小山 「(アラレ声で)家族み~んなで一緒に楽しんでちょ!」

 野沢「かわいい~! アラレちゃんをテレビで見てほしいですね」

 小山 「しかしなんと言っても、今回はわたくし・小山茉美が一番幸せでした! ありがとうございます」

 野沢 「こちらこそありがとうございます! 楽しかったですね」