女優の新垣結衣(28)とシンガー・ソングライターで俳優の星野源(35)が共演してヒットしているTBS系ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」(火曜午後10時)の13日の平均視聴率は17・1%(関東地区)でこれまでの最高を更新したことが14日、ビデオリサーチの調べでわかった。次回が最終回で、この日は15分拡大版で放送された。

 同ドラマは、2015年に「講談社漫画賞」を受賞し、月刊「Kiss」で連載中の海野つなみの同名漫画。新垣、星野ら出演者が踊る「恋ダンス」が話題を呼び、社会現象になっている。初回は10・2%でスタートし、第2話が12・1%、第3話が12・5%、第4話が13・0%、第5話が13・3%、第6話、第7話が13・6%、第8話では16・1%と大幅にアップ。前週第9話は16・9%と、上昇が止まらない。あまりの人気沸騰に、すでにドラマ終了後を懸念する「逃げ恥ロス」なる言葉も出現している。

 夫が雇用主、妻が従業員という契約結婚で、2人の間に恋愛感情は生まれるのか、という社会派ラブコメディー。毎回出てくる新垣結衣のキュートな妄想シーンも人気だ。

 13日の第10話は、お互いの気持ちをぶつけ合い、恋人同士での同居生活が始まったみくり(新垣結衣)と津崎(星野源)だが、幸せいっぱいなみくりに対して、津崎はいつも緊張気味だ。一方、百合(石田ゆり子)と風見(大谷亮平)も互いを意識し始める、という内容。エンディングの「恋ダンス」に同局の安住紳一郎アナウンサーが登場し、反響を呼んだ。