NHKは20日、横浜放送局営業部の40代の男性職員が、15年から16年にかけて受信料の返戻手続きを悪用し、約51万円を着服していたことで、管理・監督責任による処分を計10人に行ったと発表した。横浜放送局営業部長らが訓告、横浜放送局長らは厳重注意。当該職員は昨年10月に死亡している。

 また、福島放送局の20代の男性記者が、15年から16年にかけ150回にわたり、不正にタクシー券を利用したほか、勤務実態のない早朝、深夜手当を申請するなど不正な勤務処理24件を行ったことで、同記者を停職2カ月とした。発令は27日の予定。不正なタクシー使用額は17万4180円、不正な手当は7万2660円で、計24万6840円。他に福島放送局の放送部副部長ら管理職10人も処分された。