芸能界を引退し、宗教団体「幸福の科学」に出家することが分かった女優清水富美加(22)の所属事務所、レプロエンタテインメントの顧問弁護士が12日夜、都内の同事務所で会見を行った。

 対応したのは塩川泰子氏(35)と山縣敦彦氏(37)。山縣氏によると、清水が信仰を告白。それに伴って出家し、今後の仕事はできないと、先月末に申し出があったという。

 教団側の弁護士と代理人同士で、今月に入ってから協議を進めていた。協議中に突然、清水の代理人から体調不良を理由に、今後仕事ができない、さらに回復の見込みも立たないと連絡があったという。

 山縣氏は「信仰に関しては最大限尊重したいと考え、仕事を減らし、新規のお話は入れませんと話し、ご理解を得られるかなと思っていましたが、今日、教団側が会見を行われたことを遺憾に思います」と、突然の教団側の会見に不信感を示した。さらに、教団側の主張に対し「事実と違うことが多く含まれていると思う」と指摘した。

 診断書についても「2通いただいておりますが、診断書だけでは分からない。1月末まではコミュニケーションを取ってやってきたので、生命に危険が及ぶとも考えられない」と信用できないと示唆した。

 清水の代理人は2月末に契約解除を申し入れているという。一方、山縣氏は「5月20日まで契約がある。契約書上、1年のエクステンション(=延長)ができる。本人のご意向を最大限尊重し、クライアントに迷惑をかけないよう仕事を減らしていってと考えていたので、2月末で終わるということは考えてない。決まっている仕事は最低限してほしいと。延長については(契約が切れる)5月から1年。2月頭に書面で通知済みです」とした。

 また、1カ月睡眠時間3時間で毎日働いても、月給が5万円だったと伝えられたが、山縣氏は「仕事量に見合う適切な報酬をお支払いしてきた」と強調した。

 清水側に対する法的措置については、「代理人間の協議を続けてきたので、現時点ではない」と前置きしながらも、協議が不調に終わった場合は「法的措置もあり得なくない」と含みを持たせた。