元光GENJIで俳優の大沢樹生(49)が9日、神奈川・横浜にぎわい座で、今月30日のプロレスデビューに向けて公開練習を行った。

大沢がリングに上がるのは、「シアタープロレス花鳥風月2018総決算 大沢樹生、夢への挑戦~Dreams Come true~」(浅草橋ヒューリックホール)だ。「子どものころはアイドルよりもプロレスラーになりたかった」という大沢。

父親が後楽園ホールの売店に勤務していたことからよく遊びに行き、プロレスを見ていた。「芸能界に入ってしまいましたが、今回オファーをいただいて最初は心揺らがなかったんです。でも子どものころの夢をかなえないと、後悔するなと思った。1度リングに上がってガチで戦えば、自分も気が済むだろう」ときっかけを話した。「若干誤解を招いているようですが転身ではありませんので。あくまでも一夜限りを目指しています」と強調した。

49歳にして新たな挑戦となる。「年がいもなく無謀だという思いは、自分でもある。でも逆に同世代の、同性の方たちの励みなっていただけたらうれしいですしね」とほほ笑んだ。「男として50代は人生の本番。だから今回のプロレスは自分にとてもスキルアップになると思っているし、それを信じて戦います」と話した。

恐怖心はない。「職業病でしょうね。僕らガチンコがなったら何でもやらなくてはいけない。だからゴングは、自分の中ではガチンコ。ちゅうちょしたら逆にけがするので、そこは思い切りぶつかって行きたい」。

身長177センチ、体重64キロと、プロレスラーというよりもボクサー体形だ。「太れないんですよね」と笑った。「おやつに牛丼とか結構炭水化物を取ってるけど、先日体重計に乗ったら1・5キロ痩せていたんです」。毎日2時間のトレーニングのせいか、食べる以上に絞れているようだ。

対戦カードは、大沢樹生・船木誠勝・服部健太対高岩竜一・佐藤光留・NOSAWA論外の6人タッグマッチの30分一本勝負。「自分が冠になっているので、6人タッグとはいえ、極力長いことリングには上がっていたい。人生のうち30分くらいは全力で体張ってもいいんじゃないかな」と話した。

この日、約30分の練習で基本メニューを中心に、打撃系などを披露した。