警視庁が覚せい剤取締法違反の疑いで逮捕状を取った女優の酒井法子容疑者(38)は、さわやかな清純派として人気があり、まじめな仕事ぶりにも定評があった。

 1986年デビュー。「マンモスうれピー(すごくうれしい)」などの「のりピー語」で個性を発揮して、多くのファンを獲得。90年代から中国など東アジアでも人気を誇った。

 耳と口が不自由なヒロインを演じた95年のドラマ「星の金貨」では、手話を覚えて熱演した。「頭の中を五十音の指文字が走り回ってるけど、意味を把握すれば覚えられる」と話すなど“頑張り屋”の一面も。

 突然の結婚で世間を驚かせたものの、99年の長男出産後はCMなどで優しい母親や幸せな家庭人という安定したイメージを強調。最高裁の裁判員制度PR映画にも出演するなど、好印象は定着していた。

 「思慮深く落ち着いた判断ができる」と言われた人気者に何が起こったのかと、関係者は衝撃を受けている。

 [2009年8月7日14時43分]ソーシャルブックマーク