女優酒井法子被告(38)が覚せい剤取締法違反(所持)の罪で起訴されたことを受け、所属事務所「サンミュージックプロダクション」の相沢正久社長が28日、東京都内で記者会見し、同日付で酒井被告を解雇したことを明らかにした。

 相沢社長は「心よりおわび申し上げます」とあらためて謝罪、相沢秀禎会長らとともに頭を下げた。解雇について「反社会的行為は決して許されず、断腸の思いで判断した」と、苦渋の面持ちで説明。酒井被告に対し「悔い改めて、一生懸命更生してほしい」と呼び掛けた。

 同社長によると、解雇は酒井被告の弁護士に伝えた。弁護士からの連絡では、酒井被告は落ち込んでいる様子で「迷惑を掛けた」と泣きながら話したという。

 相沢社長は「われわれの知っている酒井法子と報道との間には距離感がある」と述べる一方で「報道されている酒井も、別人とは思わない。残念でならない」と話した。

 また酒井被告が所属するレコード会社のビクターエンタテインメントも同日、同被告との契約を解除したと発表した。(共同)

 [2009年8月29日2時41分]ソーシャルブックマーク