お笑いコンビ、エレキコミックのやついいちろう(35)が10日、著書「やついいちろうの三国志くん。」(産業編集センター)発売サイン会を都内で行った。自称、芸能界一の三国志マニアによるガイドブックで、武将のキャラを「合コンに呼んではいけないメンバー」「サッカーおすすめ布陣」などシチュエーション別に解説している。

 好きな武将は劉備玄徳。「何が魅力なのかはっきり分からないけど魅力的、という評価に興味がある」。自らは「袁術(えんじゅつ)」という評価。「いいとこの子なんだけど、おちぶれて最悪の死に方をする。人間味があります」。

 「不況で閉塞(へいそく)感漂う時代だからこそ、三国志はいい」という。「劉備なんて、40過ぎまでうまくいってない。今でいえば事業に全部失敗してメタボで嘆いて。アラフォーから始まる逆転劇ですから」。11日は参院選だが「政治家もこれを読んで学んでほしい。菅さんも。武将には『カン』という名前の人がいっぱい出ますからね」と笑っていた。

 [2010年7月11日1時10分]ソーシャルブックマーク