歌手秀香(62)が30日、都内で、トークイベントを行った。米同時多発テロ後に米国で朗読された感動の詩集「最後だとわかっていたなら」(サンクチュアリ)の翻訳者の佐川睦さんと「今日を後悔しないために家族の絆を考える」をテーマにトークショーを実施した。自身の歌手デビュー曲の歌詞でもある「最後-」の内容について、熱く語った。

 ”もし明日が来ないとしたら、わたしは今日、どんなにあなたを愛しているか、伝えたい”。

 テーマは詩集の一節でもあり、歌詞にもなった詩。20年介護してきた母親を亡くした経験を踏まえ「大切な愛を伝え切れてない。相手が大事だということは、伝えないと分からない」と訴えた。還暦を迎えた09年6月に「最後だとわかっていたなら」で歌手デビュー。今年6月11日にファーストアルバム「HIDEKA」を発売した。デビュー曲でもある「もし最後だと分かっていたら?」との問いに、「娘たちとおいしいご飯食べにいきたい」と話した。