シンガーソングライターで俳優の加藤和樹(27)が5日、大阪市内でインタビューに答え、伊達幸志とのユニット「JOKER」の新曲「Rolling

 Life」(10日発売)をPRした。「テニスの王子様」などドラマや舞台でイケメン俳優として活躍する加藤は音楽と2足のわらじを履く。「演技と音楽は互いに良い影響を与え合っている」と感じていて、「ドラマを見て音楽を聴いてみようという人が増えれば嬉しい」と前向きだ。

 約1年ぶりとなるセカンドシングルでは、ミニアルバムに続きアーティスト小室哲哉から楽曲提供を受けた。疾走感あふれる加藤らしい楽曲に仕上がった。現場で小室から「何でもチャレンジして」と直接助言を受けた。「子どもの頃から聴き続けていた人ですから。あのレベルの人でも挑み続ける気持ちを大切にしているんだと知った」。

 加藤は「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」でファイナリストに残ったことをきっかけに芸能界に進んだ。ここまで順風満帆に見える活躍ぶりだが、本人はいたって謙虚。「20代前半は、がむしゃらに仕事をこなして来たが、常に自己満足に陥っていないかと不安だった」。夏にプライベートで米ロサンゼルスへ旅行し、本場で頑張る俳優や舞台関係者に話を聞いた。「まだまだ自分は小さいと感じた。世界は広いですよ」と大きな刺激を受けた。

 「今は周りに感謝しながら、いろんなことにチャレンジしたい。努力は報われるということを証明したいんです」。自分自身と向き合い、また小室と関われたことで再認識した仕事に対する加藤のスタンスにブレはない。「最終的にはライブ。いろんな人に来てもらい、音楽を通じて『やればできる』ということを伝えたい」。

 新譜はインタビューを収録したDVD付きなど3形態での発売。また、12月14日の仙台公演を皮切りに全国ツアーも決定した。

 今日6日午前11時からJR大阪駅・大阪ステーションシティ時空の広場で開催される「OSAKA

 STYLING

 EXPO

 2012」に出演。観覧は自由で「JOKER」の出演は13時半頃の予定。