宝塚歌劇団は30日、来年2月に退団する宙組トップスター凰稀かなめの後任として、同組2番手の朝夏まなとが次期トップに就くことを発表した。

 凰稀は、来年2月15日に東京宝塚劇場で千秋楽を迎える「白夜の誓い

 -グスタフ3世、誇り高き王の戦い-」「PHOENIX

 宝塚!!

 -蘇る愛-」で退団。朝夏は同16日付でトップに就任。同3月25日に大阪・梅田芸術劇場で初日を迎える「TOP

 HAT」で、お披露目となる。相手役は現トップ娘役の実咲凜音(みさき・りおん)。梅田芸術劇場公演は同3月25~30日、東京・赤坂ACTシアター公演は、同4月5日~20日。

 朝夏は02年入団。花組に配属。3年目だった05年に「マラケシュ・紅の墓標」で新人公演に初主演。11年春に開通した九州新幹線PR事業の一環で、出身地の佐賀県から同郷の先輩夢乃聖夏とともに「さがさくらジェンヌ」に任命された。

 12年6月に宙組へ移り、しなやかなダンス、柔軟性のある演技力などで注目。熱心な宝塚ファンのAKB48・渡辺麻友が大ファンであることでも知られる。

 今年8~9月の宙組全国ツアー「ベルサイユのばら-フェルゼンとマリー・アントワネット編-」では、フェルゼン役で主演。実咲とのコンビで、全国11カ所を回っている。