エッセーを連載中の月刊誌「創」から原稿料が支払われていないことを明かした作家の柳美里氏(46)が22日、ブログを更新。未払い金額が最低でも174万円、最高だと1136万円以上に達すると主張した。

 柳氏は15日、同誌の連載エッセー「今日のできごと」が休載している理由について、「実は、もう何年も稿料が支払われていないのです」とブログで暴露。編集長に向けて、原稿料を支払うよう訴えていた。

 17日、「創」公式サイトに同誌編集長が謝罪文を掲載したものの、トラブルはいまだ解決していなかったらしい。柳氏は22日、自身で算出した未払い金の概算を公表。いずれも額面で最低値でも174万6200円、最高値だと1136万8078円に達すると明かしている。

 編集長は柳氏の「400字詰め原稿用紙の枚数に換算する」という算出方法に異議を唱えているそうだが、柳氏は、これまで原稿を掲載してきたほとんどの媒体が同じ方法をとっていたと指摘している。

 なお、柳氏は、この未払い金への対応のせいで、執筆時間を現在大幅に削られているという。「食事や睡眠の時間まで削って、『創』未払い金問題の対応に費やしている、という嘆かわしい現状から、今日こそ抜け出したい」とこぼしている。