映画「卒業」(67年公開)を手掛けたマイク・ニコルズ監督が19日、死去した。83歳だった。

 ニコルズ監督の悲報は20日にABC局が各メディアに発表した。ニコルズ監督の妻ダイアン・ソイヤー(68)は、今年8月まで同局のABCワールド・ニュースのアンカーを務めていた。

 ニコルズ監督は1950年代からキャリアをスタートし、1960年代からブロードウェイの舞台監督を務め、映画「バージニア・ウルフなんかこわくない」(66年公開)で映画監督デビュー。映画「卒業」でアカデミー賞監督賞を受賞した。映画「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」(07公開)が遺作となっている。

 ニコルズ監督は史上12人しかいないテレビ界のエミー賞、音楽界のグラミー賞、映画界のアカデミー賞、ミュージカル界のトニー賞の4大アワードの受賞者の1人である。

 私生活では1988年にダイアンと結婚する前に3人の女性と結婚。ダイアンとの間に子供はいないが、2人の前妻との間に子供が3人いる。【ハリウッドニュース編集部】